会長挨拶
第22回日本血管腫血管奇形学会学術集会
第17回血管腫血管奇形講習会
会長 櫻庭 実[岩手医科大学形成外科]
このたび第22回日本血管腫血管奇形学会学術集会ならびに第17回血管腫血管奇形講習会を岩手県盛岡市にて開催させていただくこととなりました。盛岡の地で本学会を開催させていただくのは、2013年の小林誠一郎会長以来13年ぶり2回目になります。このような機会を頂くことは岩手医科大学形成外科にとって大変名誉なことであり、本学会役員、会員、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。開催期日は2026年7月16日(木)・17日(金)、会場は、盛岡駅西口から徒歩圏内の岩手県民情報交流センター(キオクシア アイーナ)を予定しております。夏の爽やかな岩手にぜひお越しいただければ幸いです。
さて、岩手医科大学形成外科は1977年に診療科が設立され、1982年に講座が開設された歴史のある教室です。岩手県唯一の医科大学として、古くから血管腫血管奇形の診療に取り組んできていますが、北東北では血管腫に専門的に携わる医師が形成外科に限らず少ないのが現状です。今回の開催では北東北に、そして全国津々浦々に様々な診療科による血管腫治療の波が広がることを期待しています。
今回はFight Together (ともに戦う)をテーマとして、チームで血管腫血管奇形という大きな山を乗り越えるイメージで、広くディスカッションしていただければと考えております。ポスターには大きな山の象徴としての岩手山を中心に、地元のキャラクターである「そばっち」兄弟がさまざまな武器を持って集まる様子を表し、多くの診療科がともに大きな山に挑戦するイメージを持たせました。本学術集会ではシンポジウムなどの主題演題に加えて、特別企画として韓国からChung教授をお招きしてご講演を頂く予定としております。血管腫血管奇形の最新治療についての知見を広めていただけると思います。
懇親会では、盛岡と言えば…例のアトラクション、そして三陸の海の幸、岩手の山の幸、そしてとっておきの地酒もご用意しておりますので、皆様ふるってご参加いただければと存じます。皆様に盛岡で笑顔で過ごしていただけるよう、岩手医科大学形成外科学教室を挙げて準備しておりますので、ぜひ現地にお越し下さい。医局員一同でお待ちしております。